# ツギココ（Tsugi Koko）企画書

> English abstract: Tsugi Koko is a travel map that rates destinations by whether visitors found them "better than expected", not by raw star averages. A transparent scoring script (rater bias correction, expectation gap, hierarchical Bayesian priors by area and category, recency and seasonality weights, fraud signals from behavior) keeps scores stable even for places with few reviews, so lesser-known spots can rise. A "discovery slot" uses explore/exploit ranking with a crowding cap to spread visitors to regional areas. Paid placements change position only, never the score. The first demo targets Okutama (western Tokyo). Built with Claude Code; the deployed service computes scores with scripts and does not call an LLM at runtime.

- 作成：Jun Sasa（https://junsasa.com）
- 版：2026年10月26日
- 位置づけ：Built with Claude: Japan 2026 で作りたいものの企画

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## 1. 要旨

旅先選びには、誰もが同じ悩みを抱えている。「せっかく時間とお金をかけたのに、外したくない」。けれど頼れる情報がない。Googleマップの口コミの信憑性は「どちらとも言えない」が最多の約42%で、Googleは2025年だけで2.9億件を超える不正なレビューを削除している。SNSには収益目的やPRの投稿があふれている。信じきれない情報の中では、人は結局「有名だから」で行き先を選び、定番に人が集中する。

その裏で、地域には良い場所が埋もれている。訪日客の延べ宿泊者数の約3分の2は三大都市圏に集中していて（2025年）、国は2030年までに地方部での宿泊を約2.2倍にする目標を掲げている。宣伝費のない小さな地域や事業者は、良い場所を持っていても見つけてもらう手段がない。

ツギココは、行った人が「期待以上だったか」で観光地を評価する観光マップである。旅行者にとっては「外さない」ための信頼できる物差しになり、地域にとっては宣伝費がなくても良ければ見つけてもらえる入口になる。混み始めた場所の露出を自動で下げることで、人の流れを地方へ分散させる。

## 2. 解きたい課題

| 既存の手段 | 弱いところ |
|---|---|
| Googleマップ | レビューは多いが、点数を信頼しきれない |
| トリップアドバイザー | 日本の利用者が少なく、ビジネス寄り |
| じゃらん | 予約サイトなので、予約できる場所が中心 |
| Instagram | 収益目的・PRの投稿が多く、投稿者の主観に寄る |

- 結果として、有名な場所に人が集中し、良い場所ほど埋もれる。
- 具体例（作者の体験）：作者は毎年夏、友人と奥多摩へ川遊びとバーベキューに行く。鍾乳洞なら多くの人が有名な日原鍾乳洞に行くので混むが、近くの大岳鍾乳洞も、知られていないだけで負けないくらい良い。
- 旅行者には「外す」原因、地域には機会損失（地方創生の妨げ）になっている。

## 3. 仕組み

### 3.1 設計方針
- 完成したサービスは、実行時にLLMを呼ばない。点数はスクリプトで計算する（再現できる・説明できる・安い）。
- 何を重く扱うかという考え方は公開し、具体的な係数は不正な点数操作を防ぐため非公開にして定期的に見直す。
- Claude Code は設計と実装に使う。

### 3.2 レビューの入力（最初から構造化）
- 観点別の星：景色、体験、アクセス、混雑、コスパ
- 行く前の期待（5段階）
- 同行者：一人、友人、恋人、家族
- 季節と時間帯
- 自由記述：表示するだけで、点数には使わない

### 3.3 点数の計算
1. 甘辛の補正：評価者ごとの過去の平均とばらつきで標準化する。
2. 期待とのずれ：満足度から期待を引いた値。「外さない」と「隠れた名所」を測る中心の指標。
3. 重み ＝ 評価者の信頼度 × 新しさ
   - 信頼度：投稿数、回った地域の幅、目利き度（過去の評価が、後から集まった全体の評価とどれだけ一致したか）
   - 新しさ：古いレビューほど軽く。季節で変わる場所は、同じ季節のレビューを重く。
4. 場所ごとの点数：地域×種類ごとの事前分布（階層ベイズ）から始め、レビューが増えるほど実際の評価に寄せる。出力は「点数」と「確からしさ（幅）」の2つ。
5. 不正対策：短期間の投稿の急増、作ったばかりのアカウントの集中、評価の偏りを行動データで検知し、重みを下げる。

### 3.4 表示の枠
| 枠 | 決め方 | 目的 |
|---|---|---|
| 点数 | 3.3の結果のみ。お金では一切動かない | 信頼 |
| あなたに合う度 | 観点別の点数と、同行者・季節・時間帯の一致度 | 外さない |
| 発見枠 | 「今の点数＋まだ分からない分」が大きい場所を優先（探索と活用）。混雑の評価が悪くなったら露出を自動で下げる | 隠れた名所を育て、人の流れを分散させる |
| PR枠 | 並び順と枠だけで優遇し「PR」と明示。点数には触れない | 収益（事業者・自治体・観光協会） |

### 3.5 立ち上げ期の戦略（食べログの立ち上げ期から学ぶ）
| 食べログがやったこと | ツギココでの置き換え |
|---|---|
| 雑誌や電話帳から店を1件ずつ手入力した | 自治体・観光協会のオープンデータで最初の観光地データを作る |
| ブロガーを勧誘し、投稿しやすい道具を配った | 旅行ブロガーや発信者を最初のレビュアーとして招く |
| 改善要望に数営業日で応えた | 試用者の声で改善を素早く回す |
| 店の契約や広告に関係なく口コミを載せた | 点数とPR枠を完全に分ける |

データは自分たちで集めたもの、または利用が許されているものだけを使う（他社サイトのレビューの無断収集はしない）。

### 3.6 ハッカソンでの範囲
- 対象：奥多摩周辺（西多摩：奥多摩町・青梅市・檜原村・あきる野市）
- 有名な場所と知られていない場所を並べ、単純平均の順位とこのアルゴリズムの順位を比べ、隠れた名所が浮かび上がる様子をデモで示す。
- 季節で評価が大きく変わる地域なので、季節の重みの効果も確かめる。

## 4. 外部環境（PESTEL）

確認レベル：A＝政府・公的機関の原本で確認／B＝調査主体と方法が明記された民間調査。確認日 2026-10-25。

### 政治（P）
- 第5次観光立国推進基本計画（2026-03-27閣議決定）の2030年目標：訪日客の地方部での延べ宿泊 1.3億人泊（2025年実績 5,873万人泊）、住民生活と両立させる地域 100地域（同47地域）。地方部の宿泊は「当面、三大都市圏と1:1」をめざす。〔A〕https://www.cas.go.jp/jp/seisakukaigi/kankorikkoku/kettei/shiryo21.pdf
- 訪日客の延べ宿泊者数の66.3%が三大都市圏（2025年確定値）。前年比は地方部+19.1%、三大都市圏+5.1%。〔A〕https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002026763.pdf
- 観光庁の2026年度予算は1,383億円（前年度の2.39倍）。うちオーバーツーリズム対策などの受入環境整備は100億円（8.34倍）。〔A〕https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001975073.pdf
- 東京都の観光振興プラン（2024〜26年度）は「多摩・島しょ地域の観光振興」を柱の一つにしている。〔A〕https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/basic/tourism/plan/prime2024-2026

### 経済（E）
- 日本人の国内旅行消費額 26.8兆円（2025年、前年比+6.5%）。延べ旅行者 5.5億人。国の目標は2030年に30兆円。〔A〕https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001981854.pdf
- 訪日客 4,268万人、消費額 9.5兆円（2025年、ともに過去最高）。〔A〕https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002020046.pdf
- 西多摩の観光消費額 693億円（2024年度推計）。〔A〕西多摩地域広域行政圏協議会 R6報告書

### 社会（S）
- Googleマップの口コミの信憑性は「どちらとも言えない」約42%で最多、「信頼できない」約15%（2025年2月、20〜50代、n=1,000）。〔B〕https://white-link.com/sem-plus/review-survey/
- 「#PR」付きの投稿を「単なる広告と思う」36.4%（2024年12月、20〜39歳、n=1,033）。〔B〕https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101306/202503246205/_prw_PR1fl_zDpMS51p.pdf
- 旅行で「穴場やあまり知られていない場所に行きたい」36.8%、「有名な観光地に行きたい」63.2%（2025年2月、18〜69歳、n=3,151）。〔B〕https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20250403_travel_01.pdf

### 技術（T）
- Googleは2025年に、規約違反のレビューを2.92億件以上ブロック・削除した（前年は約2.4億件）。〔A・自社申告〕https://blog.google/products-and-platforms/products/maps/new-ways-were-protecting-businesses-on-maps/
- 生成AIを使った開発で、個人でも複雑な評価の仕組みを短期間で作れるようになった。

### 環境（E）
- 自然の観光地は受け入れられる人数に限りがあり、人の集中は環境の負担になる。奥多摩町は渓谷でのゴミの持ち帰り、直火の禁止区域などを掲示している。〔A〕https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/content/000109878.pdf
- 人の流れを分けること自体が、自然の保全につながる。

### 法律（L）
- ステマ規制（景品表示法5条3号の告示）は2023-10-01施行。初の措置命令（2024-06-07公表）は、Googleマップで高評価を付けることを条件に割引していた事案。〔A〕https://www.caa.go.jp/notice/entry/038178/
- PRを明示し、点数と完全に分ける設計は、法令遵守の面でも強みになる。

### デモ地域（西多摩）のデータ
- 観光客（実人数）615.5万人、日帰りが92.9%（2024年度、GPS人流データの推計）。〔A〕
- 来訪のきっかけになった情報源：自治体・観光協会の公式SNS 2.5%、公式サイト 18.9%、過去の自分の経験 35.0%、知人の話 26.3%。〔A〕
- 滞在中に「参考にした情報はない」33.1%。施設側の30.6%が「情報発信・PRが不十分」。〔A〕
- 日原鍾乳洞は年間95,809人で、7月と8月の2か月に40.8%が集中（2017年の施設実績）。〔A〕
- 奥多摩町の人口 4,266人（2026-10-01）、高齢化率 53.3%（2025年1月）。2025年国勢調査の速報で5年に12.2%減。〔A〕
- 出典：西多摩地域広域行政圏協議会 観光入込客調査（R6・H29）、奥多摩町、東京都の国勢調査速報

## 5. SWOT

| | プラス | マイナス |
|---|---|---|
| 内部 | 強み：点数とPRの完全分離／少ないレビューでも崩れない評価／考え方を公開できる計算／現地をよく知る利用者目線 | 弱み：最初はレビューがゼロ／知名度がない／対象地域が狭い／収益化まで時間がかかる |
| 外部 | 機会：国が地方分散とオーバーツーリズム対策を重視し予算も増えている／口コミへの不信／ステマ規制で信頼できる場が求められている／地域の担い手との連携 | 脅威：Googleマップの圧倒的な利用者数／大手の参入／偽レビューの攻撃／隠れた名所が知られすぎて混む |

脅威の最後（隠れた名所の混雑）への対策が、発見枠の「混雑の上限」。

## 6. STP

- セグメント：旅の動機（定番か発見か）、情報源への信頼、同行者、出発地（首都圏から日帰り・1泊か）
- ターゲット
  1. 首都圏に住む20〜30代で、友人と日帰りや1泊で自然へ行く人。定番の混雑は避けたいが、SNSも信用していない（穴場志向は全体の36.8%、約3人に1人）
  2. お金を払う側：自治体、観光協会、地域の小さな事業者
  3. 将来：訪日のリピーター（国は2030年に4,000万人を目標）
- ポジショニング：縦軸「点数を信頼できるか」、横軸「定番か、発見か」。Googleマップ（網羅・信頼は低め）、Instagram（発見・信頼は低め）、じゃらん（予約できる定番）、トリップアドバイザー（定番・ビジネス寄り）に対し、ツギココは「信頼が高く、発見もある」位置を取る。

## 7. 訴求軸
- 旅行者へ：定番は混む、SNSは信用できない。お金で動かない点数で、外さない穴場へ。
- 地域へ：宣伝費がなくても、良い場所なら見つけてもらえる。
- 社会へ：人の集中をほどき、地方へ分散させる（国の地方誘客・オーバーツーリズム対策の方向と一致）。

## 8. 注意書き
- 「約2.2倍」は、目標1.3億人泊を2025年速報値5,873万人泊で割った作者の計算。
- 西多摩の2017年版（手作業の計測）と2024年版（GPSの推計）は方法が違うため、年をまたいで比べていない。
- 民間調査（B）は、調査主体・時期・対象・人数を併記している。
